フロントウインドウへの取り付け方法
ここでは自家用車への標準的な取付方法を紹介します。
1.ドライブレコーダー取付位置の確認
ルームミラー裏側付近のフロントガラスにドラドラ(DD-01)を仮止め(マスキングテープ、ビニールテープなどにて)します。
※他の人に確認の間、ドラドラ(DD-01)をフロントガラスにあててもらうなどでもOK!
そして以下項目を確認してみます。
- カメラが真正面を向いているか?(カメラの上下方向はあとで調整可能)
- ルームミラーを動かす際にドラドラ(DD-01)と緩衝しないか?
- 着座位置からLEDランプが見えるか?
- 手動記録ボタン[REC]が押せるか?
- SDメモリーカードの抜き差しがスムーズに行えるか?
- ワイパーの可動範囲内であるか?
- カメラ前の視界が良好か?(フロントガラス上部の着色など)
- TVアンテナ等、放送受信アンテナが近くにないか?
- 法律的に取り付けて問題ない位置か?
ポイント!
ドラドラ(DD-01)本体の取り付けブラケット上部は、やや曲線を描いているので、ブラケットサイド部などの直線的な部分を上手く利用して慎重に位置決めしましょう!
LEDランプに関しては、取付車種にも左右されますが、一体型ドライブレコーダーの場合、どうしても見えないという可能性が高いです。
手動記録ボタン[REC]は、着座した位置から直ぐに押せるのが理想的ですが、ミニバンなどフロントガラスまでの距離が長い車種では、無理な場合もあります。
ドラドラ(DD-01)取付位置に対する保安基準
どら猫2を販売しているホリバアイテックHPが参考になるます。基本的には、ドラドラでも同じです。
ポイント!
フロントガラスにドライブレコーダーを取り付ける位置は法律(道路運送車両法)によって制限されています。
道路運送車両法とは?
この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
※道路運送車両法の条文より引用
詳しくは…>>
前面ガラスへドライブレコーダーを取り付けられる条件とは?
ア 専ら乗用の用に供する乗車定員10人以下の自動車(以下5−47において「乗用自動車」という。)にあっては、(ア)、(イ)又は(ウ)に掲げる範囲にはり付けられたものであること。
※自動車検査独立行政法人の審査事務規定より引用
詳しくは…>>
法律的に取り付けて問題ない位置かどうかは、乗用車であれば概ね以下の条件になります。
ただし車種によっても取り付けられる範囲は違ってくるので、心配な方は専門家(運輸支局など)に確認してみましょう!
条件1
前面ガラス(フロントガラス)上縁から前面ガラス実長の20%以内の範囲!
この場合のガラスの長さは、縦側の長さです。
なおウェザ・ストリップやモール等と重なる部分及びマスキングが施されている部分はガラスの長さに含めません。
仮にガラスの長さが100cmあれば、「100cm×0.2=20cm」となり前面ガラスの上側20cmの範囲内までドライブレコーダーを取り付けることが可能です。
おおよその目安として、サンバイザーを使用して隠れる範囲、ルームミラーの下側までであれば、前面ガラス実長の20%以内の範囲に収まります。
条件2
運転席側から見て、ルームミラーに隠れる範囲!
前方を視認する際にドライブレコーダーが見えない位置に取り付けられていれば問題ないといえるでしょう。
詳細な条文は、用語集にてご確認下さい。
2.ドライブレコーダー取付
ドラドラのブラケット取付面(ガラス面)を乾いた布などで清掃して、汚れや湿気、油分を除去します。
※市販のクリーナー等で清掃すればベスト!
<参考情報>
※ガラスの汚れ具合にもよりますが、個人的にはアルコールタイプのウェットティッシュを利用する時もあります。拭いたあとはガラス面を良く乾燥させましょう。
次にドラドラ(DD-01)の取り付けブラケットに貼り付けられている両面テープを剥がして、事前に確認した位置(フロントガラス)に貼り付けます。
一度に全部を剥がさずに1/3〜1/2程度はがして仮止めすることもできます。
※落下する場合もあるので、ダッシュボードの上に厚めのタオルなどを準備。
最終的な取り付け位置確認し、問題がなければテープを手前に引いて全てはがし、取付ブラケット部をフロントガラスに強く押し付けます。
ポイント!
気温が低い時は、両面テープをドライヤーなどで少し暖めると、両面テープ本来の粘着性能が得られます。
3.電源ケーブルの取り回し
ドラドラ本体の電源ケーブル接続口に付属の電源ケーブルを差し込んで、ガラス上縁にケーブルを沿わせながら、付属のマウント(コードクランパー)などを利用して、電源ケーブルが運転の邪魔にならないように整理しながらシガーライターソケットにシガーライタープラグを差し込みます。
4.カメラ角度(本体角度)の調整
ドラドラ本体が、正面(地面と垂直)を向くようにブラケットの角度調整用つまみを緩めて調整し、調整が完了したら、しっかりとネジを締めてドラドラ本体を固定しましょう。
ポイント!
本体がしっかりと固定されていないと手動記録ボタン[REC]を押した際に、ドラドラ本体が上を向いてしまい、肝心な場面が映らなかったなんてことにも。
それと取扱説明書にフロントガラスの傾斜状況によっては、垂直にならない場合もあるので、その場合は、やや上向きになるように設置することをお勧めしますとのことです。
5.エンジン始動
エンジンを始動させるなどして、ドラドラ(DD-01)に電源を供給します。
[POWER][SD CARD][READY]ランプが順番に点灯した後、20秒間[READY]ランプが点滅して点灯に変わるとピッピと音が鳴って、ドラドラ(DD-01)の取付け完了です。
あとは実際に映像を記録してくれるか確認しましょう!
ドラドラ(DD-01)の衝撃検出レベルの変更
付属のドラドラ・マネージャーで変更することが可能ですが、通常に使用する場合は、変更する必要がないとのことです。
輸入車への取り付け
輸入車の中には、エンジンを停止してもシガーライターに常時電源が供給されている車種もあるようです。
※キーを差したままだと電源供給、キーを抜いても電源供給など。
このような場合は、ドラドラ(DD-01)の電源が切れないままの状態となりますので、放置しておくとバッテリー上がりの原因となります。
エンジンを停止したら電源ケーブルを抜いておけば問題ないのですが、頻繁に抜き差しすることで接触部が摩耗してソケットが緩くなったり、接触不良になったりすることも考えられます。
それ以前に面倒です!
そこでシガーライターを利用してドラドラ(DD-01)を取り付ける場合は、ドグルスイッチ付きのソケット(カー用品)を別途準備して利用することでバッテリー上がりを防止できます。
ただスイッチを切り忘れないように注意する必要があります!
逆にスイッチを入れ忘れるとせっかっく取り付けたドライブレコーダーが意味をなさなくなってしまいますので、ドラドラ(DD-01)の起動をLEDランプで必ず確認しましょう!
画像の商品
カーメイトから発売されている「後方差込3連ドグルスイッチソケット(CT782)」という商品です。
カー用品店などに行けば同タイプの商品が幾つかあると思うので、使いやすそうなソケットを利用してみてください。
※リンク先は楽天市場。
セレナ(NC25)へ取り付け位置
ルームミラーへの配線処理のため、配線カバーがフロントガラス上部中央にあり、車両の中心に取り付けることは不可能です。
またSDカードの挿入口が、本体右側にあることと、手動記録ボタン[REC]までの距離を考え、運転席側に取り付けてみました。
ただルームミラー裏側のスペースが狭いこともあり、ルームミラーと干渉するかしないかギリギリなとこです。
またフロントガラスには地デジのフィルムアンテナ、DRS1100(GPS機能付き)がありますが、取扱説明書の注意書きは、とりあえず気にしないことに。
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