DREC2000の取り付け方法を紹介

ここでは電源をシガーライターソケットから取る取付方法を紹介します。

DREC2000取り付けに最低限必要な工具は、プラスのドライバーとクリップ1個が必要で、気温が低い場合は、両面テープを暖めるためにドライヤーなどもあったほうが良いです。

また若干取扱説明書の取り付け方法と違う部分もありますので予めご了承下さい。

1.カメラ取付位置の確認

基本的には、フロントガラス内側のルームミラー付近に取り付けます。

ただDREC2000を取り付ける車種によっては、他の場所へカメラを取り付けた方が良い場合もあるので、以下の項目を確認してみます。

  • ルームミラーを動かす際にカメラが邪魔にならないか?
  • 法律的に取り付けて問題ない位置か?
  • ワイパーの可動範囲内であるか?

法律的に取り付けて問題ない位置かどうかは、乗用車であれば概ね以下の条件になります。

ただし車種によっても取り付けられる範囲は変わってくるので、不安な場合は専門家(運輸支局など)に確認しましょう。

条件1

前面ガラス(フロントガラス)上縁から前面ガラス実長の20%以内の範囲!

この場合のガラスの長さは、縦側の長さです。

なおウェザーストリップやモール等と重なる部分及びマスキングが施されている部分はガラスの長さに含めません。

仮にガラスの長さが80cmあれば、「80cm×0.2=16cm」となり前面ガラスの上側16cmの範囲内までドライブレコーダーを取り付けられることになります。

おおよその目安として、サンバイザーを倒して隠れる範囲、ルームミラーの下側までが、前面ガラス実長の20%以内の範囲に収まります。

条件2

運転席側から見て、ルームミラーに隠れる範囲!

前方を視認する際にドライブレコーダーが見えない位置に取り付けられていれば問題ないと言えるでしょう。

詳細な条文は、用語集にてご確認下さい。

DREC2000取付位置に対する保安基準

どら猫2を販売しているホリバアイテックHPにて、画像付きの説明がありますので、参考になります。

ポイント!

DREC2000のカメラ部は小型なので、取り付けの自由度は一体型のドライブレコーダーよりも高く、あまり神経質にならなくても大丈夫だと思います。

道路運送車両法とは?

この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
※道路運送車両法の条文より引用
詳しくは…>>

前面ガラスへドライブレコーダーを取り付けられる条件とは?

ア 専ら乗用の用に供する乗車定員10人以下の自動車(以下5−47において「乗用自動車」という。)にあっては、(ア)、(イ)又は(ウ)に掲げる範囲にはり付けられたものであること。
※自動車検査独立行政法人の審査事務規定より引用
詳しくは…>>

2.DREC2000本体の取付位置確認

センターコンソールなどDREC2000本体を取付ける位置を決めましょう!

オプションの外付け記録スイッチ(DRSW10)を使わない場合は、手の届く範囲にDREC2000を取付けないと記録スイッチによる映像記録が出来ない場合も出てきます。

3.カメラ角度確認治具作成

まずDREC2000が入っていた箱の指定部分をハサミなどで切り取ります。

DREC2000包装箱

すると…

  • カメラ角度確認治具

カメラ角度確認治具

が出来上がります。

4.カメラ取付準備

DREC2000カメラとカメラ用ブラケットを接続します。

カメラとブラケットを接続

カメラの取り付け向きは、カメラ背面に↑マークがあるので↑マークが上になるようにブラケットに取付、付属の座金付ネジで軽く固定します。

アドバイス!

ネジは完全に締め付けずにカメラが手で上下に動く程度に!

カメラをフロントガラスに取付後、カメラの角度を調整する為です。

5.カメラ取り付け

まずカメラのブラケット取付面(フロントガラス)の水分や油分、汚れなどを付属のクリーナーで清掃します。

次にブラケットについている両面テープの剥離紙を剥がして、予め取り付け位置を確認しておいたフロントガラスに貼り付けます。

アドバイス1

気温が低い(20度以下)時は、両面テープの粘着力が弱まるので、ドライヤーなどで少し暖めてから貼り付けましょう。

アドバイス2

両面テープは一度しか使用できないので、カメラが正面を向いているか慎重に位置を確認しましょう!

最後にカメラ角度確認治具にクリップをひっかけて、カメラの角度を調整します。

クリップが赤い範囲内に入った所で、カメラブラケットのネジをしっかりと締め付けてカメラの角度を固定します。

6.カメラコードの取り回し

カメラコード(配線)を付属のクランプなどで固定しながらDREC2000本体(取付位置)まで配線します。

配線コードの処理方法は、車種によっても違うので、ここでは省略させていただきます。

少しくらいならば配線が見えていても問題ない場合、配線はトリム(内装)などの内側に隠したい場合などによっても違ってきますので。

7.DREC2000本体の取付け準備

本体用のブラケットとDREC2000本体に両面テープを貼り付けます。

ブラケット用両面テープ貼り付け

外側の両面テープを剥がしてブラケットへ貼り付けます。

ポイントとしては、ネジ穴にピッタリ合わせて貼り付けましょう!

また貼り付け面はブラケットのツメが出ていない面に貼り付けます。

ブラケットへ両面テープ貼り付け後

ちょっとずれています(汗)

この状態だとブラケットをタッピングネジで固定する時にネジが両面テープを巻き込んでしまい締め付けしずらかったです。

DREC2000本体へ両面テープを貼り付け

残りの両面テープをDREC2000本体裏に貼り付けます。

両面テープ貼り付け後

こんな感じでDREC2000本体とブラケットを準備します。

8.DREC2000本体の取付

予め決めておいたDREC2000本体取付位置の形状に合わせてDREC2000本体用のブラケットの形を成形します。

取付面が曲面でなければあまり気にしなくても良いです。

DREC2000本体取付予定位置

DREC2000本体用のブラケットの両面テープを剥がして貼り付け

DREC2000本体用ブラケット貼り付け

ブラケットを4本のタッピングネジで固定

タッピングネジでDREC2000取付用ブラケットを固定

必然的に取り付け面に穴が開くことになります。

ネジ穴

穴が開いてしまうのが嫌な方は両面テープだけでも取り付けは可能だと思いますが、カードロック扉の動きが硬めなのでSDカードの出し入れを頻繁に行うような場合は避けたほうが良いと思います。

注意!

タッピングネジで固定しない場合は、DREC2000本体が脱落する危険性があるのでご自身の責任において!

DREC2000本体と配線を接続

配線説明

接続するコードは、カメラからの配線と接続コードです。

オプションの外付け記録スイッチ(DRSW10)を使用する場合は、接続コードから出ている配線とつなぎます。

注意!

配線の取り回し方によって、このあたりの作業行程は違ってきます。

今回は先に配線を接続してからDREC2000本体を取付けますが、配線の接続は最後といったようにDREC2000本体の取付位置や外付け記録スイッチの取付位置などの要素によっても変わります。

DREC2000本体の取付

DREC2000本体の貼り付け

両面テープを剥がして、DREC2000本体をブラケットへ貼り付けます。

取付位置あわせとしては、ブラケットのツメとDREC2000本体裏面の凹み部をあわせます。

DREC2000本体取付完了

このような感じでDREC2000本体が取り付きました。

9.電源配線

別売りのシガーライター用電源コード(DRCL10)と接続コードを接続して、シガーソケットから電源を取り出します。

接続コードには、アクセサリー電源用庫コードが接続されているので2Pコネクターを切り離して、シガーライター用電源コード(DRCL10)の2Pコネクターと接続します。

あとはシガーソケットにシガープラグを差込してこの行程は終了です。

10.配線の整理

配線類を綺麗にまとめます。

特に運転席側にある配線は、運転の妨げにならないように注意が必要です。

ごちゃごちゃした配線

フロアーカーペットの下やセンターコンソールの裏側などに整理しましょう(助手席側)

タイラップで配線をまとめる

付属のタイラップで配線をまとめてみました(運転席側)

AT車なのでこれで問題ないと思います。

11.オフセット設定と作動確認

まずDREC2000の電源が切れている状態で、付属のSDカードをDREC2000本体へ差し込み、カードロック扉を閉めます。

DREC2000各部名称

次に記録スイッチを押しながら、車のエンジンを始動します。

そしてブザーが「ピピッ」となったら、記録スイッチから手を離してオフセット設定完了です。

その後、緑色のLEDが点灯→、橙LEDが点灯→、ブザーが「ピーピピ」と鳴り、DREC2000が起動します。

最後にラジオやオーディオの音を鳴らした状態で走行し、記録スイッチを押して映像などを記録します。

あとはエンジンを停止して、SDカードを取り出し、撮影した映像や記録した音声を「DREC2000映像ビューワー」で確認します。

DREC2000取り付けのポイント!

取り付け作業自体は、取扱説明書がわかりやすく書かれているので、その通りに行えば車に関して特別な知識がなくても大丈夫だと思います。

ポイントとなるのは、配線の処理です。

この配線処理は、どの程度まで配線を綺麗にまとめるかが肝です。

できれば可能な限り綺麗にスッキリと処理したい所ですが、DREC2000取り付け車種によっても作業の難易度は変わるので、一概には言えない部分です。

輸入車への取り付け

輸入車の中には、エンジンを停止してもシガーライターに常時電源が供給されている車種もあるようです。

※キーを差したままだと電源供給、キーを抜いても電源供給など。

このような場合は、DREC2000の電源が切れないままの状態となりますので、放置しておくとバッテリー上がりの原因となります。

エンジンを停止したら電源コードを抜いておけば問題ないのですが、頻繁に抜き差しすることで接触部が摩耗してソケットが緩くなったり、接触不良になたっりすることも考えられます。

それ以前に面倒!

そこでシガーライターを利用してDREC2000を取り付ける場合は、ドグルスイッチ付きのソケット(カー用品)を別途準備して利用することでバッテリー上がりを防止します。

スイッチ付き3連ソケット

ただスイッチを切り忘れないように注意する必要があります!

スイッチの入れ忘れるとせっかっく取り付けたドライブレコーダーの意味が…。

画像の商品

カーメイトから発売されている「後方差込3連ドグルスイッチソケット(CT782)」という商品です。

カー用品店などに行けば同タイプの商品が幾つかあると思うので、使いやすそうなソケットを利用してみてください。

各種スイッチ付きソケット紹介!

※リンク先は楽天市場。

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