オプションの電源接続コードを使わないDREC2000取り付け

富士通テンでも推奨しているオプションの電源接続コード(シガーソケット)を使わないDREC2000の電源取得方法を紹介!

今回は、電源の取得先として車側に設置されているヒューズBOXを利用してみました。

※参考車両オデッセイ

またエーモン工業から発売されているヒューズ電源を使用しました。

最低限必要な工具

・検電テスター

1.ヒューズボックスの確認

取付車両の室内に設けられているヒューズBOXを探します。

車種によっても違うので、車の取扱説明書を確認するのが良いです!

取説がない場合は、運転席の足元を確認してみましょう。

見つからない場合は、助手席の足元も確認です。

ヒューズBOX

カバーが付いていたので、ノブをひねってカバーを取り外します。

※ヒューズボックスが完全にカバー等で覆われている場合、ヒューズカーバーなどを一部加工する必要がある場合もあり。

ヒューズBOX内部

2.ヒューズ形状の確認

自動車のヒューズボックスで使用されているヒューズには、ヒューズの形状が複数あります。

主として以下の3タイプ!

  • 平型ヒューズ
  • ミニ平型ヒューズ
  • 低背ヒューズ

スペアのヒューズを取り外して、どのタイプのヒューズか確認します。

3.ヒューズ容量の確認

クルマの取扱説明書やヒューズボックスカバー裏などにヒューズの接続先が記載されていますので、アクセサリーや電源ソケット、オーディオといった接続先のヒューズ容量を確認します。

ヒューズリスト

たいてい7.5A、10A、15A、20A、30Aのいずれかです。

今回は、パワーウインドーリレー・リヤワイパーのヒューズ10Aを選択。

ラジオ7.5Aにしようと思ったのですが、平型ヒューズ電源(エーモン)7.5Aの設定がありませんでした。

低背ヒューズ電源(エーモン)ですと30Aの設定はありません。

注意!

電源を取る目的に限定すれば、どのヒューズでもかまわないのですが、作業ミスなどを考慮に入れるとエンジンECUなどのヒューズは使用しないほうが無難です。

万が一ヒューズが切れた場合にエンジンストップなど危険な状況に陥る可能性もあるからです。

オーディオ関係、アクセサリー関係、電源ソケット関係が良いと思います。

※車種によって名称やヒューズの接続先は違います!

3.ヒューズ電源購入

確認した容量のヒューズ差し替えタイプのヒューズ電源をカー用品店やホームセンターなどで購入します。

参考!楽天市場

平型ヒューズ電源ミニ平型ヒューズ電源低背ヒューズ電源

どのタイプのヒューズ電源を購入してよいか解らない場合はヒューズを持って行きましょう。

4.ヒューズ差し込み向き確認

エーモンのヒューズ電源では、同容量のヒューズと差し替えるだけで簡単に電源を取ることができます。

注意点としては、ヒューズの差し込み向きです。

コードの付いている側をヒューズボックスの電源側に差し込みます。

ヒューズボックスの電源側を調べるのには、検電テスターを使用して調べます。

電源供給なし

検電テスターの先をを差し替えるヒューズのメス側端子(2か所の内どちらでもOK)に差し込み、反対側のコードは車の金属部に接続します。

この時点でテスターが光ることはないと思いますが、もしテスターが光ったら、そのヒューズには常時電源が共有されていることになりますので、DREC2000取り付けには不適格です。

次にキーシリンダーをACC位置に。

検電テスターが光れば、その端子側がヒューズボックスの電源側となります。

検電テスターが光らなかった場合、反対側の端子に検電テスターの先を差し込みます。

検電テスターが光りますので、この端子側がヒューズボックスの電源側となります。

電源供給あり

もしテスターが光らない場合は、検電テスターのアースが取れていませんので、アース位置を再確認しましょう。

注意!

ヒューズの挿入向きを間違えるとヒューズが切れる場合があります。

ヒューズが切れた場合、そのヒューズに接続している電装品が作動しなくなるので気を付けてください!

5.ヒューズ電源取り付け

ヒューズボックスの電源が供給されている側にヒューズ電源のコードが付いている側を差し込みます。

ヒューズ電源差し込み

6.DREC2000接続コードと接続

配線の加工などは必要ありません。

DREC2000の接続コードには、オスとメス端子があるので、ヒューズ電源側に付いているメス端子とDREC2000接続コードのオス端子とを接続するだけです。

接続

7.DREC2000接続コードのアース設置

DREC2000接続コードのアース線(黒線)を車両の金属部(ボディーアース)へ取り付けます。

今回は適当なボディーアースが見当たらなかったので、DREC2000本体を取り付けているパネルを取り外しての作業となりました。

ボディーアース設置

プラスのねじ数本と爪で固定されているだけなので、5分程度の作業時間で済みましたが、このあたりはDREC2000取り付け車種にも大きく左右される部分です。

8.作動確認

エンジンを始動してDREC2000の動作(電源、映像等の記録)を確認します。

映像等の記録は記録した映像等を確認するということではなく、記録スイッチを押して車両側のヒューズやDREC2000接続コードにあるヒューズが切れないかどうかを確認してください。

またヒューズ接続先の電装品の動作も確認しておきましょう。

正常に作動していれば、OK!

9.配線処理

あまった配線をうまくセンターコンソール裏などに収納し、取り外したパネルを元に戻します。

以上でDREC2000標準の接続コードでの取り付けは完了です。

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