取り付け位置
AN-R009は、フロントガラスに取り付けて利用するドライブレコーダーです。
スタンド(取り付け用ブラケット)が、吸盤仕様なので、ダッシュボードへの取り付けも可能ですが、反転の機能は無いので、撮影される動画の向きは上下逆になります。
また取り付け自体は、吸盤が付くところであればどこでも可能ですが、フロントガラス、フロントサイドガラス、ダッシュボード、いずれの場所も、道路運送車両法の保安基準に適合するように取り付ける必要があります。
1.ドライブレコーダーAN-R009取付位置の確認
AN-R009本体の取り付け位置に際して、以下項目を確認してみます。
- ルームミラーを動かす際にAN-R009本体と緩衝しないか?
- microSDHCカードの抜き差しがスムーズに行えるか?
- 本体の液晶画面をドライビングポジションから確認できるか?
- 各ボタンの操作が出来るか?
- 電源ケーブル(シガープラグ付DCアダプター本体側)を差し込む余裕があるか?
- ワイパーの可動範囲内であるか?
- カメラ前の視界が良好か?(フロントガラス上部の着色など)
- 電波干渉が起こりそうな機器(カーナビ等)が近くにないか?
- 法律的に取り付けて問題ない位置か?
ポイント!
吸盤で取り付けるだけなので、とりあえずフロントガラスに吸い付けて確認しても良いです。
それと液晶画面の確認に関しては、不可能な場合もあるので、その場合は諦めるしかないです。
AN-R009取付位置に対する保安基準(フロントガラス編)
どら猫3を販売しているホリバアイテックHPにて、分かりやすい画像などで説明があります。
AN-R009でも保安基準は同じなので参考に。
また、AN-R009取扱説明書内にも取り付け位置に関する記述があるので、以下URLからダウンロードして確認できます。
取扱説明書ダウンロード - 株式会社慶洋エンジニアリング
※要確認※
取扱説明書記載の内容で問題ないか疑問はあります。
後日、調べてアップロードします。
ポイント!
フロントガラスにドライブレコーダーを取り付ける位置は法律(道路運送車両法)によって制限されています。
道路運送車両法とは?
この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
※道路運送車両法の条文より引用
詳しくは…>>
前面ガラスへドライブレコーダーを取り付けられる条件とは?
ア 専ら乗用の用に供する乗車定員10人以下の自動車(以下5−47において「乗用自動車」という。)にあっては、(ア)、(イ)又は(ウ)に掲げる範囲にはり付けられたものであること。
※自動車検査独立行政法人の審査事務規定より引用
詳しくは…>>
法律的に取り付けて問題ない位置かどうかは、乗用車ならば概ね以下の条件になります。
ただし車種によっても取り付け出来る範囲は変わってくるので、自己で判断出来ない場合は、専門家(運輸支局など)に確認しましょう!
条件1
前面ガラス(フロントガラス)上縁から前面ガラス実長の20%以内の範囲!
この場合のガラスの長さは、縦側の長さです。
なおウェザ・ストリップやモール等と重なる部分及びマスキングが施されている部分はガラスの長さに含めません。
仮にガラスの長さが100cmあれば、「100cm×0.2=20cm」となり前面ガラスの上側20cmの範囲内までドライブレコーダーを取り付けることが可能です。
おおよその目安として、サンバイザーを倒して隠れる範囲、ルームミラーの下側くらいまでが、前面ガラス実長の20%以内の範囲です。
条件2
運転席側から見て、ルームミラーに隠れる範囲!
運転席に着座し、前方を視認する際にドライブレコーダーが見えない位置に取り付けられていれば問題ないです。
詳細な条文は、用語集にてご確認下さい。
AN-R009取付位置に対する保安基準(ダッシュボード編)
フロントガラスほど取り付け位置の制限はありませんが、前方の視界を妨げないように取り付ける必要があり、乗用車等の運転者の視界基準というものがあります。
ドライブレコーダーに限らず、ポータブルナビゲーションやETC、モニター等をダッシュボード上などに取り付ける際には、この基準を順守する必要があります。
詳細な事項は、用語集にてご確認下さい。
ですが、この基準に適合しているか否かを自分で判断するのは難しいので、法律に違反していないか心配だという方は、専門家(運輸支局など)に直接確認してください。
2.本体とスタンドの結合
本体上側にあるネジ穴にスタンド側のネジ部分をネジ込んで結合します。
ポイント!
吸盤の向き(本体の向き)は、上下左右自由に動くので、あまり吸盤と本体の位置関係に神経質にならなくてもOK!
3.AN-R009の取り付け(フロントガラス編)
念のため吸盤取り付け面を乾いた布などで清掃して、予め汚れや湿気、油分を除去します。
あとはスタンドの吸盤でガラス面に吸い付けて固定します。
ポイント!
何度でもやり直しが効くので、おもいきって取り付けましょう。
また、この時点で電源を入れて、液晶画面をチェックしながらカメラの向き調整まで行ってもOK.
この車両の場合、ルームミラー裏側に取り付けることは可能でしたが、2cm〜3cmくらいルームミラー下から出ます。
よって、この位置ですと保安基準に適合しない可能性がありますが、AN-R009の取扱説明書によれば、問題ないような説明となっています。
気になる!
本体上部のボタンを押すのは非常に難しいです。
それと、押す可能性があるボタンと言えば、ファイル保護のために、本体左側にあるMODEボタンです。
これは本体が下に出ている分、なんとかブラインドタッチできます。
※参考取り付け車両:スバル レガシィ
3.AN-R009の取り付け(ダッシュボード編)
後日、公開予定。
4.シガープラグ付DCアダプター接続
付属のシガープラグ付DCアダプターを、AN-R009本体左側にある端子(DC-IN)に挿入し、反対側を車両のシガーソケットに差し込み電源を取得します。
5.電源ケーブルの整理
配線を固定するための部品(配線止め等)は予めカー用品店などで購入しておき、シガープラグ付DCアダプター(電源ケーブル)が、運転の邪魔にならないように固定します。
※内装を外すことが出来るなら、内装裏に配線を隠せば、見た目もスッキリさせられます。
6.起動
附属のmicroSDHCカードや準備しておいたmicroSDHCカードを本体に挿入し、エンジンを始動する等で、AN-R009の電源を入れます。
7.日付/時刻と周波数の設定
まず、ドライブレコーダーを運用する上で大切な日時の設定を行います。
次に周波数を使用環境に切り替えましょう。
参考:地域と周波数
その他、変更したい設定(解像度やGセンサー等)があれば変更です。
8.カメラ向きとファイル確認
液晶画面を確認できる状態であれば、リアルタイムに表示されている映像を確認しながら、カメラ(本体)の向きを調整しましょう。
無理な場合は、本体の向きを適当に調整し、以下のファイルチェックで画角などに問題がないか確認です。
カメラ向きの調整後は、映像や音声などが、問題なく記録できているか作成されたファイルを確認しましょう!
ファイルの再生方法は、インプレッションにて解説しています。
ポイント!
定期的に、この作業を実施することをお薦めします。
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