取り付け位置

ZS1080DR08は、フロントガラスに取り付けて利用するドライブレコーダーです。

車載マウンタ(取り付け用ブラケット)が、吸盤仕様なので、ダッシュボードへの取り付けも可能ですが、反転の機能が無いので、撮影される動画の向きは上下逆になります。

ただし、両位置共に、道路運送車両法の保安基準に適合するように取り付ける必要があります。

※参考取り付け車両:スバル レガシィ

1.ドライブレコーダーZS1080DR08取付位置の確認

ZS1080DR08本体の取り付け位置を仮決めし、以下項目を確認してみます。

  • ルームミラーを動かす際にZS1080DR08本体と緩衝しないか?
  • microSDHCカードの抜き差しがスムーズに行えるか?
  • 本体のモニターを着座位置から確認できるか?
  • 各ボタンの操作が出来るか?
  • 電源ケーブル(シガープラグアダプター本体側)を差し込む余裕があるか?
  • ワイパーの可動範囲内であるか?
  • カメラ前の視界が良好か?(フロントガラス上部の着色など)
  • 電波干渉が起こりそうな機器(カーナビ等)が近くにないか?
  • 法律的に取り付けて問題ない位置か?

ポイント!

吸盤での取り付けなので、仮止めは必要なく、とりあえずフロントガラスに貼り付けて問題ないでしょう。

またモニターの確認については、不可能な車種もあるので、その場合は割り切るしかありまえん。

ZS1080DR08取付位置に対する保安基準(フロントガラス編)

どら猫3を販売しているホリバアイテックHPにて、分かりやすい画像などで説明があります。

ZS1080DR08でも保安基準は同じなので参考に。

ポイント!

フロントガラスにドライブレコーダーを取り付ける位置は法律(道路運送車両法)によって制限されています。

道路運送車両法とは?

この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
※道路運送車両法の条文より引用
詳しくは…>>

前面ガラスへドライブレコーダーを取り付けられる条件とは?

ア 専ら乗用の用に供する乗車定員10人以下の自動車(以下5−47において「乗用自動車」という。)にあっては、(ア)、(イ)又は(ウ)に掲げる範囲にはり付けられたものであること。
※自動車検査独立行政法人の審査事務規定より引用
詳しくは…>>

法律的に取り付けて問題ない位置かどうかは、乗用車ならば概ね以下の条件になります。

ただし車種によっても取り付け出来る範囲は変わってくるので、自己で判断出来ない場合は、専門家(運輸支局など)に確認しましょう!

条件1

前面ガラス(フロントガラス)上縁から前面ガラス実長の20%以内の範囲!

この場合のガラスの長さは、縦側の長さです。

なおウェザ・ストリップやモール等と重なる部分及びマスキングが施されている部分はガラスの長さに含めません。

仮にガラスの長さが100cmあれば、「100cm×0.2=20cm」となり前面ガラスの上側20cmの範囲内までドライブレコーダーを取り付けることが可能です。

おおよその目安として、サンバイザーを倒して隠れる範囲、ルームミラーの下側くらいまでが、前面ガラス実長の20%以内の範囲です。

条件2

運転席側から見て、ルームミラーに隠れる範囲!

運転席に着座し、前方を視認する際にドライブレコーダーが見えない位置に取り付けられていれば問題ないです。

詳細な条文は、用語集にてご確認下さい。

ZS1080DR08取付位置に対する保安基準(ダッシュボード編)

フロントガラスほど取り付け位置の制限はありませんが、前方の視界を妨げない位置に取り付ける必要があり、乗用車等の運転者の視界基準というものがあります。

ドライブレコーダーに限らず、ポータブルナビやETC、モニター等をダッシュボード周辺に取り付ける際には、この基準を守る必要があります。

詳細な事項は、用語集にてご確認下さい。

ですが、この基準に適合しているか否かを自分で判断するのは難しいので、法律に違反していないか心配だという方は、専門家(運輸支局など)に直接確認してください。

2.本体とマウンタの結合

本体上側にあるネジ穴に車載マウンタをねじ込んで結合します。

本体とマウンタの結合部分

ポイント!

ネジを最後まで締めると、吸盤が横を向いてしまいます。

吸盤を正面に向けた状態で、固定ノブ(マウンタ側ネジ山についているノブ)にて固定します。

3.ZS1080DR08の取り付け(フロントガラス編)

一応、吸盤取り付け面を乾いた布などで清掃して、予め汚れや湿気、油分を除去します。

あとは車載マウンタの吸盤部分をガラス面に貼り付け、固定ノブを倒しこんで、しっかり固定します。

ポイント!

何回でもやり直しができるし、カメラの向きも調整できます!

またこの時点で電源を入れて、液晶モニターをみながら位置調整まで行っても良いでしょう。

フロントガラス取り付けイメージ

この車両の場合、ルームミラー裏側に取り付けることは可能ですが、取付上部から本体下側までの長さの関係で、ルームミラー下側に本体が飛び出てしまいます。

ドライバー視点からみた本体の位置(フロントガラス編)

よって、この位置ですと保安基準に適合しない可能性があります。

ポイント!

ロックボタンを押したり、ドライブレコーダーの作動状態を確認したりするうえでは、この状態のほうが良いです。

ただし、運転に支障がある程、視界を遮ってはいない状態ですが、保安基準に適合しないのであれば、推奨はできません!

3.ZS1080DR08の取り付け(ダッシュボード編)

ダッシュボード上に取り付けることも可能です。

ドライバー視点からみた本体の位置(ダッシュボード編)

ただ動画が上下逆向きになるので、動画編集ソフト等で反転させて再生する必要があります。

また上下逆の状態で使用することは想定されていないと思います。

それとこの車両の場合、前方視界の一部を遮る状態になります。

4.シガープラグアダプター接続

付属のシガーソプラグアダプターを車両のシガーソケットとZS1080DR08本体上部にあるDCソケットに挿入して電源をとります。

5.電源ケーブルの整理

附属の配線留め具などを使用して、シガーソプラグアダプター(電源ケーブル)が、運転の邪魔にならないよう整理します。

6.起動

マイクロSDカードを本体に入れて、エンジンを始動する等で、ZS1080DR08の電源を入れます。

7.日時設定

初めて電源を入れた時は、日時設定の画面が表示されるので、時刻の設定を行います。

時刻設定画面

日時の設定が終わると、自動的に録画が開始されます。

また以後の起動でも、自動的に録画が開始されます。

8.カメラ向きとファイル確認

液晶モニターを確認できる状態であれば、撮影映像を確認しながらカメラ(本体)の向きを調整しましょう。

無理な場合は、本体の向き見ながら大体で調整して、以下のファイルチェックで画角などに問題がないか確認です。

カメラ向きの調整後は、映像や音声などが、問題なく記録できているかを確認しましょう!

ファイルの再生方法は、インプレッションZS1080DR08の映像を見る方法にて解説しています。

ポイント!

定期的にこの作業を行うことをおススメします。

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